肉の蝋人形(1953年制作)
監督:アンドレ・ド・ドス
第一次立体映像ブームの作品。
過去にも映画化されている作品なので、過去の作品とも見比べた。
面白かったのは、1953年版には明らかに物語と関係のない、飛び出し効果の演出があること。
しかもそれがPOV。マジシャンが画面に向かってゴムボールを何度も投げるという意味不明なもの。こういった演出が、立体映像ブームを途切れさせたのかもしれない。
POVショットが今までに比べてかなり少なかったのも、印象的。
主観視点…約8カット
主観移動…約2カット
飛び出し効果POV…約5カット(1カットが10秒近くも)
手元が映ったPOV…1カット
佐々木先生からいただいたコメントを参考に、誰のPOVなのか前カット部分もしっかり確認。
面白かったのが、飛び出し効果演出のは全て端役のPOV。
いかに物語に関係なかったかがわかる。
では、プロ演のSAに行こう。
なるほどね〜。
返信削除主役級の役者さんは、面倒な3D撮影につきあってくれなかったということ?
意外に面白い発見かも。
以下のサイトも参考に...
http://www.phileweb.com/review/column/201003/19/87.html
kazuosasaki先生へ
返信削除記事ありがとうございます。
大口さんの記事はこれまでも多々参考にさせていただいています。
撮影に関しては、主役がいなくても出来るショットでしたのでその真意はわかりませんが、何か理由があるのかもしれません。今後そのことも頭に入れて分析していきます。